生きているうちにやりたいことをやるべきだ

昔実家にあった祖父の絵が千葉の叔父の部屋に飾られていた。絵はおそらく素人レベルなのだろうが、こんな趣味を持つとは良いものだなと思う。

自分は油絵なんか書こうとも思わなかった。だけど絵を書くのは好きだ（どうしようもなくくだらない絵）。

眺めていると一枚欲しくなったが、叔父が大事に飾っていたのでそれはお願いできない。

ふと良い香りがして鼻を近づけたら、３〜４歳ぐらいの記憶にある古い祖父・祖母の家の匂いがした。

記憶の片隅にある祖父の家は古い木造の広い庭を持つ家だ。縁側の廊下を抜けて奥のドアを開けると、薄暗い部屋中には乱雑に置かれた画板と絵の具、そしてタバコの香りがした。ほとんど消えていたそんな記憶が一気に蘇った。

皆歳を取る。

絵でも何でも良い。生きているうちにやりたいことをやるべきだ。