”ヒトはなぜヒトを食べたか”マーヴィン・ハリスを読んでいる

”ヒトはなぜヒトを食べたか”という本を購入して3年ぐらい経って、再度途中から読み始めている。タイトルにつられて読んでいたが、非常に学術的な内容で動物を飼育するか、人間を捕まえてきて食べるかの問題は、支配との問題として述べられている。要は支配者が被支配者の生命を左右する権力を有するためには、十分な食料供給能力が有効であり、増加した人口に対して十分なカロリーを供給するには動物のタンパクが必要で、それを何で補うかと言ったことをコストの面から解説しておりすごくおもしろい。途切れ途切れに読んでいるので内容をほとんど忘れてしまったところもあるので最後まで目を通したらもう一度読み直そうと思う。

また、特定の宗教で豚や牛を食べることが禁止されているのも、それらの動物の肉を与えるという支配者の特権が、人口増加によって難しくなった結果禁止されたということも述べられていて興味深い。社会学を勉強しようかなとも思った。

 

 

 

人肉食で一番怖かった映画は、コーマックマッカーシー原作の映画”The Road"だ。世紀末ではコスト的に考えると、生存者を狩り、必要なカロリーを摂取する方が生存する確率が上がるのだろう。倫理もクソもない世紀末では確かにそうかもしれない。ああ恐ろしい。

 

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