クトゥルフ神話を読んでみる
自分の好きな映画にコナンザグレート(シュワルツェネッガー主演のやつ)がある。xboxoneでコナンエグザイルズ を楽しんでやっていたが疲れてきたので無敵モードで世界中旅して歩いていたら、なんだか見たことのある魚人間などが出てきたのでおや?と思い少しネットでコナンのことを調べてみた(名探偵コナンの記事はいっぱいあった。すごい人気だ)。
調べてみるとどうやらコナンの作者とクトゥルフ神話の作者とは交流があり、コナンの物語自体クトゥルフ神話を背景にしているではないか!
へ〜ということで図書館でコナンの本を借り、クトゥルフの本も偶然ブックオフで見つけたので買って読んでみた。コナンの原作は典型的なマッチョのコナンの冒険活劇で、シュワルツェネッガーを思い出しながら楽しく読むことができた。
新しいコナンの俳優の方が個人的には小説のコナンのイメージにあっているような気がする。途中で返却の日にちがきたので途中まで読んで返してしまった。読んでてちょっと辛くなってきたのもあった。今度根性で読み進めてみようと思う。
次にブックオフで購入したクトゥルフ神話の本は結構面白く、前日譚や後日譚をそれぞれの作者が相手の作者をモデルにしながら、時には相手を残酷な死に方で終わらせてみたりしてコミュニティー内部でのやり取りが垣間見えたりもして面白かった。
100万年前にやってきた異星人が古き凶暴な神々としてこの地球のどこかにひっそりと人知れず眠り込んでいる、なんて設定はSF好きにはたまらないのではないか。この背景は、SFやホラーの設定に影響を与えているのは確かだろう。そして表現できない姿で紙面に登場する古き神々の姿も読者の想像を帰り立てるという意味で未だに色褪せない魅力をたたえている。特に面白かったのは遺跡探しに旅をしている白人とアラブ人が、古代の遺跡奥深くで古の邪神と遭遇する物語だった。
上記を読了後、ツタヤで買った”狂気の山脈にて”は、なぜか中々頭に入ってこず、目が文字の表面をつらつらと眺めるだけで読み終わってしまった。概要は、”南極調査に行って見つけたのは古代の建物で、中には昔食物連鎖の最上位にいた生物が今も生きていた。そして被害者多数”という今でこそ古典とも言われる内容がゆえに新鮮味が感じられなかったのが原因だと思う。
これはまさしく遊星からの物体Xのベースになった物語だ。映画の方は内容をほとんど忘れてしまったが、こういった昔優れた生命体(人類との意思疎通不可)が存在し、それとコンタクトしようとして危機に陥るという話はエイリアン、プレデター等、映画の例はたくさんある。それだけ普遍的なテーマであるのだろう。
むしろ人々はむしろそれが本当のことだと、心の奥底で気が付いているのかも知れない。