読書感想文:日銀デフレ 大不況

10年前の本であるが今読んでも全然古臭くない。今こそ読んでおくべき本だ。そんなことを言える現時点が救いようのない経済状況なのだが。

 

端的に言うと、まともな金融政策をすべしと言うことだろう。官僚は決まったことを正確に、真面目にやるのが仕事だから、既定路線を盲目的に進めるのはしょうがないが、さすがにもう少し利口な人間をきちんと配置しないとまずい。おっさんどもが馬鹿すぎる。日大の学長レベルじゃないか。

 

2%インフレ率をとりあえず設定して事項すれば良いだけなのだが…。政治家や官僚は経済に関してあまりにも無知すぎる。何の専門家でもない人間がこの国を動かそうとしている時点で終わっている。

 

この本の作者を見ると現在日銀の副総裁のようだ。まともな金融政策をもっと強力に推し進めていただきたいものだ。この人事を見るとまだまともな人間が、えらい大人の中にいるのかもしれない。