読書感想とか

久しぶりにブックオフを除いてみたらいくつか面白そうな本があったので購入した。できるだけ新しい本の方が最近の話題に近くて面白く読める。新しい分、中古本にしてはちょっと高いけどまあ良いだろう。

 

①営業はいらない:水戸政和

営業をしているので参考に購入。BtoBマーケティングの本で、インサイドセールスにより効率化を測るという一般的な内容だが頭の整理になった。これとBtoBマーケティングの本を合わせて読めば大体流れはわかる。コロナ禍でフィールドマーケティングが難しくなったのでインサイドセールスに力入れないといろんな意味でダメですね。どこもそうだと思うが、ウチの会社みたいに古臭い営業が正しい今だに言っているようではダメですね。

 

②人生を半分あきらめて生きる:諸富祥彦

諦めたらそこで終わりだ!と言う人は多いが、諦めることによって次に進めると言う本。不要な呪縛から解放されるには、色々と諦めて自分本来の姿に近ずくことが生きていく上で必要と感じた。瞑想に似た鬱に入り込むとかの記述もあるがこれは面倒で流石に飛ばした。いろ諦めていくと諦めきれないことが出てくるのでは?と思った。それが本来自分がやりたい事なのかもしれない。心の底から湧き上がる欲望は中々諦めきれるものではない。次第と行動がそれに後押しされて実現したりもするし。とか色々考えた。苦しいのであれば諦めて問題ないと思います。負け犬とか、根性なしとかの言葉が色々あるが、なぜ諦めることが負の行為として認識されるのかも考えてみると不思議である。

 

③貧乏国ニッポン:加谷珪一

不景気が30年ぐらい続いているのでもうどうすんの?って感じだが、財政出動すれば良いとか、もっと金出せMMTだ〜と言われそうかなとも思っていた。この本は単純な財政出動でもどうもうまくいかないみたいだぞ。と言う指摘がされていてまあそうかなと言う気分になった。 

国内市場をもっと大事にしないとダメというのはよく分かる。この本にある国内で金を回し、貯まった金を投資で運用するという経済モデルだと、実態が伴わない気がするのだが…。企業の実力が落ちているので伸び盛りの海外企業に押されまくって不景気っていうのもよく分かるし、それが実態なのだろう。消費税減税の効果も薄いと述べているのは本当かなあという気がする。国内で金を回すには、やはり減税を可能な限り実施していくべきとは思うのだが、それだと社会保障費などが足りなくなる…。じゃあ国債をどんどん発行して市場に金を回せ、そして設備投資をして生産性を上げれば企業は伸びる!という理論も作っている製品がイマイチであればうまくいかない気がするし…。国債金利が重くのしかかってくる(これは日本銀行が全部買い取ればOKじゃね?)

 まずはプロ経営者が会社のトップに立つことが必要なのは同意。その上で良い製品を効率よく作り続ける体制を確立すれば企業の力は伸びる(天使のはねのメーカーなど)。その上で消費税など購買意欲をそぐ税金を可能な限り廃止し、企業の成長を後押しする政策が必要だろう。税収は企業から取るのを主とするとか。

自分で稼いだ金ではなくて国からもらった金で見かけ上金持ちでは、国力は下がる一方。国もまともに効率化しないといけない段階にあるが、あの老人たちではもうダメでしょう。など色々考える。よく理解していないのでもう一度読んでみる。

 

虚数iの不思議:堀場芳数

*未読

この方のシリーズは中々面白く、かつ分かりやすいので集めている。あまり読む暇がないのであるが…。

 

⑤数字の国のミステリー:マーガス・デュ・ソートイ、富永星(訳)

*未読

素数の話のようなので。17年周期のセミってなんでだろう。それだけが外敵が少なく繁殖したということならば、自然淘汰という自然界の自動計算機能が働いているという事だろうか…。