オリンピックの開会式

賛否両論あるだろうが、個人的には薄ら寒い、見ていて恥ずかしくなる内容だった。まあネタとしてツッコミどころ満載なので話題提供としては良かったのではないか?

 

当たり前だが国際社会に向けて何かを提示する場合は、まずはアイデンティティーを明確にすることが前提である。自国の文化・風習を誇りを持って提示できない場合国際社会では何者か不明な存在として認識される(正体不明な存在)。

 

オリンピックという国際的な舞台において、今回の開会式は日本という国家の存在そのものを明確にアピールすべきことが大前提にあるのであるが、今回の開会式にはそれが全く感じられなかった。

 

タップダンス、ジャズピアノ、イマジンとかいう洋楽、なんだかよく分からないパントマイムなどは不要で、かつやってはいけないものだ。退屈・ベタと思われても日本が誇る四季・風景、神社仏閣、伝統芸能、民謡、太鼓などの音楽、それらをベースに現代的になデジタルアートを絡めれば大いに盛り上がったであろう。そんな簡単なこともできない今回のプロデューサーは素人だろうか。優れた才能は早い段階で離脱した(させられた)というのだから、本当にこの国は大丈夫かと思ってしまう。

 

結局のところ今回は電通のお金儲けが開催の大目的であるというゲス供の計画なのだから、前回のようなの日本の戦後復興、新しい日本のアピールといった大きな目的を持った開催ではなかったことがまずは大問題で、まあ当たり前の結果とも言える。あと、よく分からん権力の持った老人たちの懐古趣味に付き合わされた結果でもある。権力老人問題もなんとかせねば。

 

おもてなしと言いながら長時間選手を立たせる神経もよく分からん。挨拶もクソ長すぎるし、内容も無い(馬鹿すぎる)。あのハーフのもてなし姉ちゃん出てこないし、あのアホ旦那はどこいった?結局オリンピック呼んだやつらほとんど雲隠れじゃねえか。この国どうなってんの。みなさんどうしましょうか?

 

最終の聖火ランナーは日本人というよりも黒人としてのアイデンティティーが強い人間だし、知名度はあるけど他に誰かいなかったの?という感じ。あの黒人のお姉さんは個人的にはあまり好きでは無いので(人種差別では無いです)、レスリングの女子選手がよかったのではと思う。

 

長嶋茂雄さんも見ててきつかった。それこそ外国人は誰も知らないだろうし、車椅子に座らせてあげたかった。病人だしにして感動の演出を狙ったとしたらひどいものだ。

 

あーとにかく見ていてきつかった。嫁さんはとりあえずパントマイムとか楽しかったとかいっていたけど、カメラがぐにゃぐにゃ回って見にくいし、前回ピクトグラムを開発した偉大な先人たちに詫びを入れろという内容でもあった。これを見るだけでも明らかに国力は低下している。いっそのこと、台湾のついでに一度侵略されて、我々も一度目を覚ました方が良いのではないかとヤケクソな気持ちになるそんな開会式であった。

 

どこにもぶつけるところが無いので書いておく。