色々な道を探しているときが危ないとき

15年以上たいして面白くもないきつい仕事をして、さらに色々と転勤を繰り返していると果たしてこのままで良いのかと思い始めるのはサラリーマンの常だろう。

 

最近、私もそんな悩みに付きまとわれている。環境を変えようとして転職サイトに登録なんぞしてみたものの、エージェントには年収を考えるとそのままいたほうが良いと言われ、逆に何がしたいのかと聞かれて答えに窮してしまった。確かにそこから考える必要があるのだろう。転職理由としてはこの未来のない会社から飛び出して、一瞬でも良いから新しい空気が吸いたいとの思いがある。特に今の職場に異動になってから、その思いは日増しに強くなっている。転職の動機としてはネガティブなものだ(転職希望者の大体がそうだと思うが)。

 

冒頭の気持ちを強くしているのは、単純で、①パワハラがきついこと、②業務設計が無茶苦茶でほぼ崩壊していること、の2点だ。①に関しては、相談窓口へ通報し解決を図ったが、いわゆる精神異常者に近いハラスメント人間がワンサカ上層部にいるのはいただけない。キレる老人がピラミッドの頂点付近にいる組織にどうやって魅力を感じろというのか?②は毎年死人が出る業界の中でも最悪の成績を持つ地区だけに、さすがと思わせるところが結構ある。基本パワーハラスメントが業務推進の原動力なので、人は良いものを作ろうとはしない。萎縮し言われたことだけやってるのが一番良いというスタンスになる。物事を進めるスピードが劇的に遅く、これで今の時代国際競争に勝てるのかものすごく疑問だ。時代錯誤的な日本の大企業(私はその子会社勤務)の典型なのだろう。

 

 以前、その大企業の本社で働いたことがあるが、これが俺の将来だったら嫌だなという風景が毎日繰り返されていた。おじさんがおじさんに怒られるのは日常茶飯事で、うなだれて席に戻るおじさん(お父さん)は見ていて辛かった。金のためとはいえ、一体彼らはなんのために働いているのか良く分からなかった。ちなみに当時の上司と先輩もそのあと長期間休職した(自分は邪魔者がいないその時が一番働きやすかったが)。

 

 時々、自分が家庭を人質に取られた奴隷のように思える。高度経済成長期に労働者を会社にロックインする方法としては効果的な手法だったのだろう。自分が気がついたとき(40代後半)には、すでに市場価値の薄い人間に成り下がっており、会社に依存するしかないことに気がつく。ただし、中にはその状況に甘んじず力をつける人がいるだろう。これからの時代はIT技術の発展により、あらあゆる面において以前よりも大きな可能性を秘めているおり、サラリーマンの会社以外の努力が報われる可能性は高い。

 

 とにかくここで働こうと思った自分の責任を感じつつ、よりマシな環境・仕事内容を検討している。ただし家庭があり、年齢的にも、これから無茶な冒険をするにはリスクが大きい。

 

 とりあえず今の仕事を俗にいうライスワーク(食うため)と位置づけ、必要最小限の時間で最大限の効果を得ることを追求しようと思う。無駄な会議・懇親会・残業は絶対に避ける。人間関係もドライで良い。

 

ライフワーク(生きる意味)関連については自分の興味を整理し、別途考えていこうと考えた。

 

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まずは興味のあるコンピュータ関連の知識を仕入れようと思って色々とプログラミング関連の説明会に参加してみた。

 

中に一つものすごく胡散臭いが言っていることが真っ当なセミナーがあったので、半信半疑で参加してみた。内容はyoutubeで話している内容ままで、かつプログラミングはネットで有名な学習サイトと紹介する内容(ここはあまり知らなかったのでためになった)だった。そして90万近いコース料金と、即決できるなら割引しますとの発言。会社にうんざりしている自分の心が動いてしまった。(今考えると危ない。おお怖い。)

 

帰って色々調べてみて、他のまとも?なスクールの説明を受けた結果、やはりあの胡散臭いセミナーは、”情報商材”関連のものだろう。結局ネットのプログラミング関連のセミナーはマルチまがいのものが大半だと思う。気味が悪いので、調査途中で知った映画”闇金うしじまくん3”を見て、ああ、カネ目当てで色々動くのは危ないなと再認識しました。

 

今回は危うくマルチに洗脳されそうでした。危ない危ない。