転職エージェントたちとの会話。職業とは何か。仕事とはなにか。

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町中をブラブラしながら撮影した像(フィルムカメラ


今まで何人かの転職エージェントたちと電話もしくは対面で話をした。以外にも強く転職を勧めてくる人は少なく、こちらの事情を話したあとは大体「まずは社内の異動を考えたらどうか?」とアドバイスをもらった。正直、これは俺のキャリアを見ると大して市場価値がないということだろうなとネガティブに思う反面、「そうだよな〜」とも思う。

 

先日は若い好青年なエージェントと対面で話をした。いろいろと転職や近くの企業情報を聞いたあと、エージェントの方が「僕、来週この企業様のところに行くんですよ」という。「良いねえ、色んな会社を見られて面白いでしょ」と聞くと満面の笑みで「面白いです。こういうところが楽しいです。」と答えてくれた。

 

仕事が楽しい?こんな言葉久しぶりに聞いた。羨ましい。俺もエージェントになろうかな。キャリアカウンセラーとか面白そうだ。人の悩みを解決し、なおかつその人にあった仕事を見つけ、人を幸せにすることができる。これはとても良い仕事だ。ただこれがノルマになると大変なんだよな。エージェントがなにか言っているが耳に入らない・・・

 

・・・ふと思い出したが、ずっと昔、非常に困ったときに助けてくれたフランス人はかなり特殊なエージェントだった。一人は神父さんだった。アルジェリアで戦って嫌になって神父になったと聞いた。もと輸送兵だったとかで高速道路をすごいスピードでぶっ飛ばすのが面白かった。アフリカのすべての国を回ったと言っていた。キリスト教が息苦しく、神父に勧誘されそうで離れてしまったが、それはそれで面白かったかもしれない・・・

 

また連絡します。履歴書をメールします。寒いですね。そう言ってビルを出た。

 

意外と参考になる人が昔から自分のそばにいたのかもしれない。そんなことに気づくかどうかが問題だ。あとになって気づくことも往々にしてある。むしろどうなりたいかずっと知っていた気もするし、知らないまま人生を終えそうな気もする。こればかりはよく分からない。