Gone Home の感想
Gone Home(steam/mac)をクリア。これも数ヶ月放置していたのを攻略サイトをチラ見してクリア。階段の横の壁の前まで行ったが秘密の扉に気が付かなかった。
ストーリーはそんなに難しくないが、登場人物が文章(メモ、写真等)で語られるため、頭の整理が必要だった。最後に遊んだ時から時間が経っているので尚更よく分からなくなった。日本のサイトには意外と登場人物を整理したものが見つからなかったので、海外サイトを参考に登場人物の人間関係を整理した。
ホラーみたいなトレイラーもあるけど、全然ホラーではないです。いい話ですよ。
(登場人物:後でもう一度ゲームで確認する予定)
祖父:リチャード グリンブライヤ
オレゴン大学の英文学教授
祖母:
父:テレンス グリンブライヤ
音響機器のレビューライター。以前はいくつかのSF小説を執筆した作家だったが、売れ行きが芳しくなく最近は不本意ながらレビューライターで生活している。昔の作品が別の出版社の目にとまり、再出版される予定。
母:ジャスミン グリンブライヤ
森林保護官の部長に最近昇進した。
妹:サマンサ グリンブライヤ
90年代の女性パンクムーブメントに乗った女性。ロニーという親しい女の友人がいる。
主人公:ケイトリン グリンブライヤ
サマンサの姉。運動・勉学に優れヨーロッパに旅行中。今回久しぶりに帰宅してみるともぬけの殻。家族を探す。
叔父:オスカー・メイサン
この大きな家の元持ち主。変わり者でずっとこの家に一人で住んでいたらしい。薬局で働く薬剤師?
叔父の姉:メアリー・グリーンブライヤ
気になった点①
祖父リチャードの肖像画からは顔がくりぬかれており、その残骸は地下室においてある。テレンスが出版した本に関して、もっと良いものが描けるととの英チャードからのメモもあることから、コンプレックスに苦しんだテレンスがやったものと思われる。文学の大家の息子が売れない小説家というのは、息子にとっては耐え難い劣等感に悩まされたことが想像されてストーリー以上に興味を持った。最後に価値を認めてもらって良かったね。
気になった点②
地下にある金庫を開けるとオスカーが姉メアリーに当てて出した手紙(返却済み)と、いくつかの薬品・注射器が見つかる。手紙の内容は過去の罪を償うものと孤独な生活の苦しさを訴えるもの。詳細は分からないが変人と言われたオスカーは、何らかの罪の意識に苦しんでいたことが想像される(薬品はモルヒネ等麻薬と思われる)。
と言った感じでメモや何気なく置いてある品々から、主人公以外の登場人物(登場はしないが)の背景が浮かび上がる演出はなかなか面白い。ゲーム自体はひたすら歩いて調べて読んでという感じで、サイト見ながらであれば2時間程度でクリアできそう。でも他人の生活を体験したような、良い短編小説を読んだような感じで良い気分になった。一応、ハッピーエンドなのもその要因の一つだと思う。